モラ夫から連絡は来なかった。
私の誕生日の日。
モラ夫からお祝いのメールは来なかった。
期待していた、心のどこかで。
でも来なかった。
夫婦生活の最中のモラ夫の
「愛している」「好きだ」の言葉に意味が無かったことが
これで理解できた。
モラ夫からのモラハラ被害にあってから、
私は我慢し、自分を見直し、
一生懸命に壊れた夫婦関係を修復しようと努力してきた。
あーすれば良かった、
私の我慢が足りなかったなどの悔いは一つもない、
と言い切れるほど関係修復に努めてきた。
もう昔のような愛情は無くなってしまったとは言え、
それでも昔のモラ夫に戻って欲しい気持ちが
私の中にまだ残っている。
モラ夫が昔のように戻るなら、
(娘を預けて)昔のように二人で遠くにドライブに行こう、
ホテルに泊まろう、
釣りに出掛けよう、
とさえ考える。
モラ夫と楽しく過ごした10年という時間があまりに長くて、
愛情は無くなっても、“情”が移ってしまったというか。
本当は、
誕生日に連絡が来なくてすごく淋しかった。
夜、布団の中で泣き疲れて眠った。