モラ夫のハリボテ(夜の街編2)
モラ夫と飲みに行った時。
飲んだ〆にモラ夫が連れて行った店は、
私が初めて入店する店だった。
モラ夫の話では、
以前、飲み屋街に店を出していた友人に
連れて行ってもらったことがある店だと話していた。
入店すると、
カウンターに常連客らしき人が1名。
私とモラ夫はソファー席に着席、注文して待っていた。
注文した料理が出てきて食べ始めると、
モラ夫:最近、○○(モラ夫の友人)来ていますか?
店主 :いやぁ、見ないけど・・・
前は店が終わったあとに
働いている子達を連れて来てたんだけど。
モラ夫:じゃあ何も言わないで行ったんだ。
店、止めたんですよ。
店主 :えっ!!そうなの!?
店主はかなり驚いた様子だった。
しばらくの間、
カウンターの常連客とその話題で持ちきりだった。
友人は諸事情あって、
客に惜しまれながらこっそりと店を畳んだ。
そんな友人のことなど、
モラ夫は知ったこっちゃ無い。
自分の存在感を確認する為に、
使えるものは使う。